LEGO® SERIOUS PLAY®

LEGO® SERIOUS PLAY®(レゴ®シリアスプレイ®)はLEGO®社のブロックを活用したワークショップのメソッドです。日本では株式会社ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツがメソッドによるファシリテータ養成トレーニングを提供しています。

 

「Rs' Ink.」が提供するワークショップは「LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング終了認定ファシリテータ」がデザインとファシリテーションを行います。

 

創発者のロバート・ラスムセンはブロックを活用することのメリットを2つ挙げています。

 

1.無意識へとアクセスすることができる

2.孤独な人をなくすことができる

 

 

考えるより前に手を動かす。無心になってブロックを組みたてるという作業からできあがった作品は明確に意識していなかった無意識的な価値観や記憶、感情を形にすることができます。心の奥底にあって、外には見えてこなかったものを表に出すというプロセスを、心理学的には「外在化」と呼びますが、この外在化を非常にスムーズに展開することができます。

 

表面化してこなかった考えや感情をオープンにして取り扱うことができるので、個人としても大きな発見がありますし、組織やグループとしてもぐっと風通しのチームビルディングが可能になります。言葉といういつものツールを使っては伝えにくいことも、ブロックなら伝えられるという利点があります。

 

 

すべての参加者がそれぞれ自分のブロック作品を作ります。そうしてできた作品だけを通して対話をします。だから、全員に等しく表現のチャンスを担保することができます。孤独な人、ラスムセン氏は「ロンリーガイ」と呼びますが、いつものミーティングなら、声の大きい人、役職の高い人の意見に掻き消されて、自分の考えを表明することができなかった人にも、チャンスをキープすることができるのです。

 

参加者のすべてが対等な関係で対話ができることは、ダイアローグにおいて、とても重要な条件であり、とても困難な条件ですが、ブロックを使うことで、このハードルを容易に越えていくことができます。

 

 

そして、なによりブロックという「おもちゃ」をつかった対話はとてもプレイフルです。面白く楽しいから熱中できる。没頭できる。参加者をフローの状態に導くことのできるツールです。対話のツールとしてとても理にかなった存在がLEGO®のブロックなのです。

LEGO® SERIOUS PLAY®のメソッドが提供する学びの経験は、身体性=無意識の力に焦点をあて、いままで言葉にされずにうずもれてきた経験を呼び覚まし、そして、まだ見たことのない新しい価値を生みだしていくという、わたしたち「Rs' Ink.」の目指す学びの場に非常に適したものです。

 

LEGO® SERIOUS PLAY®のメソッドを、病気と健康の「間」をテーマにした、個人の対話の場、チームビルディングや組織開発にもたらすことで、変化を加速させていくことができると考えています。

 

今後は「Rs' Ink.」のワークショップにLEGO® SERIOUS PLAY®のメソッドを積極的に活用していく予定です。